損て得とる(読み)そんしてとくとる

精選版 日本国語大辞典 「損て得とる」の意味・読み・例文・類語

そんし【損】 て 得(とく)とる

  1. 一時的には損をしても、それを元に将来の大きな利益を考える。〔俚言集覧(1797頃)〕
    1. [初出の実例]「切身で釣って、丸口で儲けるんや。損して得(トク)とれや」(出典夫婦善哉(1940)〈織田作之助〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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