摂取寺(読み)せつしゆじ

日本歴史地名大系 「摂取寺」の解説

摂取寺
せつしゆじ

[現在地名]小川町北部田

八幡はちまん岳の山裾高台にあり、平野を一望できる。眼下を九州自動車道が横断している。山号は称名山、浄土宗、本尊阿弥陀如来。天文一九年(一五五〇)一二月八日の阿蘇惟豊判物(満願寺文書)によると「守山之内せつしゆ寺三町」が満願まんがん(現阿蘇郡南小国町)密教坊に宛行われている。現在の由緒では、元禄四年(一六九一)八代町荘厳しようごん寺住職准誉が開基したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 マンガン 満願

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android