摂取院(読み)せつしゆいん

日本歴史地名大系 「摂取院」の解説

摂取院
せつしゆいん

[現在地名]藤崎町藤崎

集落西の村元むらもとにある。金光山と号し、浄土宗。本尊阿弥陀如来。もと弘前貞昌ていしよう寺末。

法然の弟子金光が奥州布教の際藤崎の法輪丘に住み、建保五年(一二一七)金光の死により施主堂が建てられたとするが、伝説の域を出ない。寺伝では建保三年金光を開山として創立とする。天和四年(一六八四)の藤崎村絵図(市立弘前図書館蔵)念仏堂とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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