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摩擦器 まさつきstridulating organ

世界大百科事典 第2版の解説

まさつき【摩擦器 stridulating organ】

体壁の一部が特殊化したやすり状部と,これに接する他の体部に隆起した摩擦片とからなる昆虫類発音器官。バッタ類ではやすり状部と摩擦片の分化があまり顕著でなく,後脚腿節の内側に1列に並ぶ微小突起で前翅の翅脈厚化部をこすって単純な音を発する。コオロギ,キリギリス類の雄の翅には高度に発達した摩擦器があって,独特の美しい歌を奏でることができる。コオロギ類では右前翅が上に,左前翅がその下に重ねられており,鳴くときには2枚の前翅をいろいろの角度に立てて,右前翅下面の翅脈に沿って刻まれたやすり状部を左前翅の後縁にある摩擦片でこする。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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