摺物絵(読み)すりものえ

精選版 日本国語大辞典 「摺物絵」の意味・読み・例文・類語

すりもの‐え‥ヱ【摺物絵】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、暦、狂歌俳諧などに絵を加えて板刻した一枚摺りのもの。文化・文政(一八〇四‐三〇)の頃、特に流行した。すりもの。
    1. [初出の実例]「本郷の一侠客たり、摺物画、花鳥の団扇画等を出せり」(出典:随筆・増補浮世絵類考(1844)泉守一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android