撫角(読み)なでかく

精選版 日本国語大辞典 「撫角」の意味・読み・例文・類語

なで‐かく【撫角】

  1. 〘 名詞 〙
  2. (かど)に丸みをつけたもの。方形のものの角をけずって、撫でたような丸みをつけたもの。
    1. [初出の実例]「なで角(カク)金鍔、髪結さまも一きは目立て」(出典浮世草子・男色大鑑(1687)八)
  3. なでかくせん(撫角銭)」の略。
    1. [初出の実例]「松島の絵図撫角の銭で買」(出典:雑俳・柳多留‐五四(1811))
  4. 紋所の一つ。角に丸みをもたせた方形の文様のもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android