播州宍粟郡志(読み)ばんしゆうしそうぐんし

日本歴史地名大系 「播州宍粟郡志」の解説

播州宍粟郡志(宍粟郡志)
ばんしゆうしそうぐんし

一冊 片岡醇徳著

成立 宝永五年

写本 宍粟郷土研究会ほか

解説 播磨で最初に成立した郡誌。郡境・郷(領村)古城・市・山川・宮社・寺院土産・地勝・風俗・人物の諸項からなる。著者の片岡醇徳は山崎町大年寄を務めた人物で、「宍粟郡守令交代記」の著もある。「播州宍粟郡志」には徳久屋本など数種類の写本が伝わり、一巻本と二巻本とがあるが内容にはほとんど差はない。

活字本 昭和三三年刊「播磨」三九号所収、「播陽万宝智恵袋」下巻所収

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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