擅にする(読み)ほしいままにする

精選版 日本国語大辞典 「擅にする」の意味・読み・例文・類語

ほしいまま【擅】 に する

  1. 自分勝手にする。つつしみなく、我がものとする。
    1. [初出の実例]「酋豪、力をもて競て各君長を檀(ホシイママ)にす」(出典:大唐西域記長寛元年点(1163)一)
  2. 心ゆくばかりにする。わがものにして十分に満足する。
    1. [初出の実例]「紅葉を愛するは蝦手(かへで)を最とす、故に特り紅葉(もみぢ)の名を擅にす」(出典:小学読本(1874)〈榊原那珂稲垣〉三)

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関連語 実例 蝦手 初出