擦り(読み)コスリ

デジタル大辞泉 「擦り」の意味・読み・例文・類語

こすり【擦り/錯】

こすること。
やすり。また、木などを磨く用具で、木片トクサの枯れ茎をはりつけたもの。〈新撰字鏡

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精選版 日本国語大辞典 「擦り」の意味・読み・例文・類語

こすり【擦・錯】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 木片に木賊(とくさ)の枯茎をはりつけたもの。木などを磨くのに用いる。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
  3. (やすり)異称。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
  4. ざらざらしたものを磨くこと。また、磨くもの。
    1. [初出の実例]「まづをのれ、此なわにこすりをかけて」(出典:狂言記・太刀奪(1660))
  5. 目などをこすること。
    1. [初出の実例]「両方の関取も手を出して目をいぢろふとすれば見物から、こすりはならねヱぞ」(出典:咄本・無事志有意(1798)白眼競)

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