関取(読み)せきとり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

関取
せきとり

十両以上の力士のこと。幕下以下の付け人がつき,土俵入りに出場し,取りまわし,稽古まわし,さがりなども幕下以下とは違うものを用いる。さらに,大銀杏を結うことが許され,月給,褒賞金をもらえるようになる。

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知恵蔵の解説

関取

相撲の力士は幕内(定員42人)、十両(同28人)を指す「取」と、幕下以下三段目、序二段、序ノ口までの「力士養成員」の2種類に大別される。関取は資格者ともいわれて一人前の力士として扱われ、有給となる。羽織、袴の着用や、絹の締め込み、化粧まわし、大銀杏の結髪などが許される。部屋での生活でも付け人が付き、個室が与えられる。一方、力士養成員は若い者といわれ、修業中の身として原則は無給大部屋での生活となる。ただし、相撲協会が定める大会の優勝者は、前相撲からではなく、幕下付け出しとして、15枚目格、または10枚目格からスタートする(学生相撲/アマチュア相撲)。

(根岸敦生 朝日新聞記者 / 2007年)

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

関取

大相撲の番付で幕内と十両の力士。「名前で関所を通ることが出来る」が敬称の由来。本場所の15日間のうち、ちょんまげ姿で7番相撲を取る幕下以下の力士と違い、大いちょうを結い、土俵入りを務めた後、15日間毎日土俵に上がる。月給が出るのも十両以上の関取に限られる。

(2019-02-05 朝日新聞 夕刊 スポーツ1)

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大辞林 第三版の解説

せきとり【関取】

十両以上の力士の敬称。もとは大関の異称。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

関取
せきとり

相撲(すもう)用語で、幕内および十両力士の敬称。[編集部]

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精選版 日本国語大辞典の解説

せき‐とり【関取】

〘名〙
① 相撲の力士の最上位の者。大関。
※俳諧・手挑灯(1745)中「相撲〈略〉関取、関脇、小結」
※随筆・胆大小心録(1808)一三八「『兄(あに)々』といふて、関とりも関分も、小どもあしらいした事じゃ」
② 幕内および十両力士の敬称。力士社会では紋服を着ることができ、まげも大銀杏(おおいちょう)に結う。《季・秋》
※読本・南総里見八犬伝(1814‐42)四「枢戸(くぐりど)(はた)と推ひらき関取在(を)る歟、と顔さし入るる」
③ 稲の栽培品種。実がやや細長く白米として白く光沢があり美味。伊勢国(三重県)の原産。
※玉塵抄(1563)五一「関吏はせきとりなどぞ」

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