関取(読み)セキトリ

精選版 日本国語大辞典 「関取」の意味・読み・例文・類語

せき‐とり【関取】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 相撲の力士の最上位の者。大関。
    1. [初出の実例]「相撲〈略〉関取、関脇、小結」(出典:俳諧・手挑灯(1745)中)
    2. 「『兄(あに)々』といふて、関とりも関分も、小どもあしらいした事じゃ」(出典随筆・胆大小心録(1808)一三八)
  3. 幕内および十両力士の敬称。力士社会では紋服を着ることができ、まげも大銀杏(おおいちょう)に結う。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「枢戸(くぐりど)(はた)と推ひらき関取在(を)る歟、と顔さし入るる」(出典:読本・南総里見八犬伝(1814‐42)四)
  4. 稲の栽培品種。実がやや細長く白米として白く光沢があり美味。伊勢国(三重県)の原産
  5. せきやく(関役)
    1. [初出の実例]「関吏はせきとりなどぞ」(出典:玉塵抄(1563)五一)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「関取」の意味・わかりやすい解説

関取
せきとり

十両以上の力士のこと。幕下以下の付け人がつき,土俵入りに出場し,取りまわし,稽古まわし,さがりなども幕下以下とは違うものを用いる。さらに,大銀杏を結うことが許され,月給,褒賞金をもらえるようになる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「関取」の意味・わかりやすい解説

関取
せきとり

相撲(すもう)用語で、幕内および十両力士の敬称。

[編集部]

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