能の曲目。四番目物。五流現行曲。ただし金春(こんぱる)流は昭和の復曲。世阿弥(ぜあみ)作ともいわれる。都の僧(ワキ、ワキツレ)が少年松若(子方)を伴い、木曽路(きそじ)を経て信濃(しなの)国園原(そのはら)山に着く。老翁(シテ)を中心として草刈りの一行(ツレ数人)が登場、木賊を刈る。僧は老翁にことばをかけ、名所の名草として和歌の題材ともなっている木賊について聞き、これも歌道で幻の木とされる箒木(はわきぎ)について説明される。僧たちをわが家へ案内した老翁は、一人の子供の行方不明を嘆き、酒を勧めつつ、わが子の残した舞の衣装を身に着けて、酔い泣きしつつ思い出の舞を舞う。子を思い子を恨む狂乱に、僧は伴った松若を引き合わせ、父子の再会で終わる。ストーリーに無理があるものの、異色の難曲として重く扱われる能である。
[増田正造]
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
…奥日光の鬼怒川温泉とはバスで結ばれており,会津高原高杖スキー場が大規模リゾートとして開発されるなど,近年観光開発が進められている。湯ノ花温泉,木賊(とくさ)温泉,田代山湿原がある。【佐藤 裕治】。…
※「木賊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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