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木賊/砥草 トクサ

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デジタル大辞泉の解説

と‐くさ【木賊/×砥草】

トクサ科の常緑、多年生のシダ。山間の川辺などに生え、高さ0.6~1メートル地下茎は横にはう。地上茎は直立し、枝分かれせず、節部に黒い鞘(さや)状の葉をもつ。夏、茎の頂に短い楕円状の胞子嚢(ほうしのう)の穂をつける。茎に多量の珪酸(けいさん)を含むので硬くざらついており、物を磨くのに使用。観賞用にもする。 秋》「谷水を踏まへて刈りし―かな/虚子

とくさ【木賊】[謡曲]

謡曲。四番目物世阿弥作と伝える。都の僧が、父を尋ねたいという少年松若を連れてその故郷信濃へ下り、木賊を刈っている老いた父を見つける。

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監修:松村明
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大辞林 第三版の解説

とくさ【木賊】

能の一。四番目物。世阿弥作か。木賊刈りの老翁が、行方知れずの子供松若を思って惑乱の月日を送るが、ある日、旅僧に伴われた松若と巡り会う。

もくぞく【木賊】

植物トクサの漢名。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

木賊
とくさ

能の曲目。四番目物。五流現行曲。ただし金春(こんぱる)流は昭和の復曲。世阿弥(ぜあみ)作ともいわれる。都の僧(ワキ、ワキツレ)が少年松若(子方)を伴い、木曽路(きそじ)を経て信濃(しなの)国園原(そのはら)山に着く。老翁(シテ)を中心として草刈りの一行(ツレ数人)が登場、木賊を刈る。僧は老翁にことばをかけ、名所の名草として和歌の題材ともなっている木賊について聞き、これも歌道で幻の木とされる箒木(はわきぎ)について説明される。僧たちをわが家へ案内した老翁は、一人の子供の行方不明を嘆き、酒を勧めつつ、わが子の残した舞の衣装を身に着けて、酔い泣きしつつ思い出の舞を舞う。子を思い子を恨む狂乱に、僧は伴った松若を引き合わせ、父子の再会で終わる。ストーリーに無理があるものの、異色の難曲として重く扱われる能である。[増田正造]

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