精選版 日本国語大辞典 「擦れ枯らし」の意味・読み・例文・類語 すれ‐からし【擦枯・摩枯】 〘 名詞 〙 ( 「すれがらし」とも )① きびしい世間で苦労して悪賢くなること。また、その人。あばずれ。すれっからし。すりからし。すれもの。[初出の実例]「すれがらしなるけつの指髪を切るに油断せず」(出典:洒落本・くたまき綱目(1761))「摺れ枯らしの売淫婦(ぢごく)が情深かい母親となった」(出典:良人の自白(1904‐06)〈木下尚江〉前)② いろいろなめにあって、貯えがつきること。また、その人。すりからし。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例