すれ‐から・す【擦枯・摩枯】
- 〘 自動詞 サ行五(四) 〙
- ① 世間で苦労して悪賢くなり、純真さをすっかり失う。
- [初出の実例]「斯る料理屋などにすれからしたとも見えぬ程のおとなしさが甚だ人をゆかしがらせて」(出典:病牀六尺(1902)〈正岡子規〉一三)
- ② 貯えが尽きる。食いつめる。
- [初出の実例]「嗚呼(ああ)檜木舞台をふんで、すれからしたる身の果(はて)に、此段を悟るべしと云云」(出典:洒落本・玉之帳(1789‐1801頃))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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