擬文章生(読み)ギモンジョウショウ

デジタル大辞泉 「擬文章生」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐もんじょうしょう〔‐モンジヤウシヤウ〕【擬文章生】

平安時代大学寮詩文歴史を学び、寮試に及第した者。文章生になるにはさらに試験があった。擬生ぎそう

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精選版 日本国語大辞典 「擬文章生」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐もんじょうしょう‥モンジャウシャウ【擬文章生】

  1. 〘 名詞 〙 平安時代、大学寮で、詩文や歴史を学び、試験五題のうち、三題以上に及第した者。擬生(ぎそう)。〔新儀式(963頃)〕

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世界大百科事典(旧版)内の擬文章生の言及

【紀伝道】より

…文章生は20人で,これを進士と称したが,その中の優秀な者2人を文章得業生とし,これは秀才と称した。また文章生の希望者が多いので,文章生候補者として,擬文章生20人が置かれた。そして学生は大学寮の寮試を受けて擬文章生となり,次に式部省の省試を受けて文章生となって,やがて種々の官職につき,一部は文章得業生から〈対策〉という作文の試験を経て,文筆の官職につく例で,多くの文人があらわれた。…

※「擬文章生」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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