はん‐りょう【攀龍】
- 〘 名詞 〙 ( 「攀」はよじる、すがって上る意。「龍」は貴人、特に天子をさし、龍の鱗(うろこ)にとりすがる意から ) 勢力あるものにつき従って出世すること。
- [初出の実例]「雖三誠切二攀龍一。猶嫌レ忘二相鼠一」(出典:本朝文粋(1060頃)一二・大宰府荅新羅返牒〈菅原淳茂〉)
- 「附鳳の勢ひを貪て攀龍(ハンレウ)の望を期する族」(出典:太平記(14C後)三〇)
- [その他の文献]〔楊戯‐季漢輔臣賛・関雲長張益徳〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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