攅叢(読み)さんそう

精選版 日本国語大辞典 「攅叢」の意味・読み・例文・類語

さん‐そう【攅叢・攅簇】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「攅」はあつまる意 )
  2. あつまりむらがること。また、よせあつめること。
    1. [初出の実例]「上腭機里爾者、大小攅簇、而接腭後」(出典解体新書(1774)二)
    2. [その他の文献]〔江淹‐栟櫚賦〕
  3. 草木のおいしげっているところ。はやし。くさむら。
    1. [初出の実例]「砲槍攅簇を不顧、敵塁に乗入するにありと」(出典:匏菴十種(1869)〈栗本鋤雲〉暁窓追録)
    2. [その他の文献]〔李白‐至陵陽山登天柱石詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android