改撰江戸大絵図(読み)かいせんえどおおえず

日本歴史地名大系 「改撰江戸大絵図」の解説

改撰江戸大絵図
かいせんえどおおえず

一六四・二×一八五・〇センチ 木版手彩 遠近道印・板屋弥兵衛 元禄一四年

解説 未曾有の精確さをもつ新板江戸大絵図を基礎に、その作者自身による最初の江戸大絵図の出版は、延宝四年の分間江戸大絵図を初発として貞享四年に本図名となり、一分一〇間を唱え正徳四年の刊記まで続いた。とくに元禄でも九年から生類憐み令(貞享四年施行)による中野の収容施設が犬の姿で別枠に記されて関心をよび、元禄一四年赤穂事件の知名度もあって市価はとくに高い。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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