攻寄(読み)せめよせる

精選版 日本国語大辞典 「攻寄」の意味・読み・例文・類語

せめ‐よ・せる【攻寄】

〘自サ下一〙 せめよ・す 〘自サ下二〙 攻めて敵の近くにまで迫る。攻めて近づく。
今昔(1120頃か)一一御方の軍彌よ責寄て守屋が頭を斬つ」
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一「三国同盟で攻寄(セメヨセ)るんだから僕一人では敵し難しサ」

せめ‐よ・る【攻寄】

〘自ラ五(四)〙 攻撃して迫り寄る。
万葉(8C後)五・八〇四「取り続き 追ひ来るものは 百種(ももくさ)に 勢米余利(セメヨリ)来たる」

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