化学辞典 第2版 「放射線加硫」の解説
放射線加硫
ホウシャセンカリュウ
radiation cure
天然ゴムやSBRなどの合成ゴムに,107~108 rのγ線を照射してゴム分子間を架橋し,弾性体を与えることをいう.硫黄を使わないこの加硫法(架橋法)は,スコーチを起こす心配がなく,室温またはそれ以下で架橋することができるなどの特徴がある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報