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放射線過剰照射事故 ほうしゃせんかじょうしょうしゃじこ

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知恵蔵2015の解説

放射線過剰照射事故

がんの放射線治療で、計算違いから過剰照射または過少照射の事故が目立っている。2003年8月、国立弘前病院(現・国立病院機構)で放射線照射が原因と疑われる患者が出て、調査したところ、1995年から99年まで276人に過剰照射が行われていた。きっかけの患者は60代の食道がん男性で、1.25倍の照射を受け、肺機能低下などのため死亡した。放射線量は医師が計算して指示し、技師が装置にデータを入力するが、別々の計算方法だったために線量のずれが生じた。01年には東京の虎の門病院、02年には金沢大学病院でも発覚していた。新しい装置の導入に絡み、設定を間違えた。厚生労働省や学会ではダブルチェックなど防止策の徹底を呼びかけている。

(田辺功 朝日新聞記者 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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