救助料(読み)きゅうじょりょう

精選版 日本国語大辞典 「救助料」の意味・読み・例文・類語

きゅうじょ‐りょうキウジョレウ【救助料】

  1. 〘 名詞 〙 船舶または積荷海難に遭遇した場合、義務がなくて救助した者に与えられる報酬および費用
    1. [初出の実例]「救助料に付き特約なき場合に於て其額に付き争あるときは」(出典:商法(1899)八〇一条)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の救助料の言及

【海難救助】より

…海上における遭難者の救助は一歩誤れば二重遭難となるような状況も珍しくなく,悪条件の下での人間愛の発露の例が数多く伝えられている。人命救助は経済活動ではないので,一般に商法に定める救助料の規定は適用されない。
[船体,積荷の救助]
 船体や積荷の救助方法は発生した海難の形態によって多様である。…

※「救助料」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む