報酬(読み)ほうしゅう

精選版 日本国語大辞典「報酬」の解説

ほう‐しゅう ‥シウ【報酬】

〘名〙
① (━する) むくいること。むくい。返礼。
※権記‐寛弘八年(1011)八月一一日「可為此生報酬之誠、仍相扶欲重参之間」
※硝子戸の中(1915)〈夏目漱石〉一五「其好意が先方に通じるのが、私に取っては、何よりも尊とい報酬なのです」
② 労力・尽力や物の使用などに対する謝礼の金銭や物品。
※かくれんぼ(1891)〈斎藤緑雨〉「月始めに魚一尾(ぴき)がそれとなく報酬の花鳥使」
③ 弁護士が行なった法律事務、またその成果に対して、依頼者などが支払う謝礼金。
④ 裁判官の俸給
※日本国憲法(1946)八〇条「この報酬は、在任中、これを減額することができない」

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「報酬」の解説

報酬
ほうしゅう
reward

賞ともいう。作業の成功に対して等価価値をもって与えられる,満足をもたらす刺激対象ないし刺激事象のこと。特に学習に際して特定の反応の出現の可能性を増大させる働きをもつ刺激作用をさし,正の強化因とほぼ同義に用いられる。 (→強化 )

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世界大百科事典内の報酬の言及

【賃金】より

…工業化された社会においては,大多数の人々が自分の労働を雇主に提供することによって生計をたてている。この労働の代償として受け取る報酬が賃金である。工業化が起こる前は,生産の規模も小さく,労働者の役割や地位はほとんど慣習や法によって規定されていた(領主と農奴,親方職人と見習工など)。…

※「報酬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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