教皇教書(読み)きょうこうきょうしょ(その他表記)Dictatus papae ラテン語

日本大百科全書(ニッポニカ) 「教皇教書」の意味・わかりやすい解説

教皇教書
きょうこうきょうしょ
Dictatus papae ラテン語

ローマ教皇グレゴリウス7世の書簡集に収められた27の短い命題。作成は1075年初頭。おそらく、現在失われた未完教会法集成の表題と推定される。教会はもとより世俗権にまで及ぶ教皇の首位権を明示したもので、ローマ教会の神的基礎と無謬(むびゅう)性、教会内における教皇の名誉的優位、最高裁治権、最高立法権などに関する諸規定、および教皇による皇帝廃位とその臣下の誠実宣誓解除の規定からなる。大部分古来の法集成や教皇書簡から集められているが、皇帝廃位規定など先例のない新しい条項を含む。グレゴリウス7世の理念を簡潔に表し、教皇特権を示す文書中もっとも有名なものの一つとされる。

[野口洋二]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月節 (12月前半) のことで,太陽の黄経が 285°に達した日 (太陽暦の1月5日か6日) に始り大寒 (1月 20日か 21日) の前日までの約 15日間...

小寒の用語解説を読む