ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「教育バウチャー」の意味・わかりやすい解説 教育バウチャーきょういくバウチャーeducation voucher 公教育制度に市場原理を導入し,公教育の画一性を打破しようとするアメリカの教育改革の構想。 1950年代に M.フリードマンにより提唱された。まず児童生徒一人あたりの教育費相当額を教育バウチャーとして親に交付する。親は子供のために自由に学校を選択し,教育バウチャーを学校に支払う。その結果,学校間に競争状態が生れ,教育の質が向上する,というもの。実験的な導入が試みられているが,現在まで支配的な制度としては採択されていない。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by