教良寺村(読み)きようらじむら

日本歴史地名大系 「教良寺村」の解説

教良寺村
きようらじむら

[現在地名]かつらぎ町教良寺

三谷みたに村の南、雨引あまびき山の西方山腹にある。嘉元二年(一三〇四)二月二四日の孝良寺村国安田地売券(続宝簡集)に「小河内孝良寺村字ワカ宮谷南」とみえ、中世高野山領六箇七ろつかしち郷内小河内おごうち郷に属した。同売券には、国安相伝の私領字ワカ宮谷南の田地一所を「せムチヤウ井ムノ西忍ハウ」に売渡したとあるが、嘉暦四年(一三二九)五月二六日の僧西忍田地売券(又続宝簡集)によると、西忍は「孝良寺薬師仏」に同地を売却している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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