散らふ(読み)チラウ

デジタル大辞泉 「散らふ」の意味・読み・例文・類語

ちら◦う〔ちらふ〕【散らふ】

[連語]《動詞「ち(散)る」の未然形反復継続の助動詞」。上代語》散りつづける。しきりに散る。
秋萩の―◦へる野辺初尾花仮廬かりほきて」〈・三六九一〉

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精選版 日本国語大辞典 「散らふ」の意味・読み・例文・類語

ちら‐・う‥ふ【散う】

  1. 〘 連語 〙 ( 動詞「ちる(散)」の未然形に、反復・継続の助動詞「ふ」の付いたもの ) 散り続ける。
    1. [初出の実例]「秋萩の 知良敝(チラヘ)る野辺の 初尾花」(出典万葉集(8C後)一五・三六九一)

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