デジタル大辞泉 「散る」の意味・読み・例文・類語
ち・る【散る】
1 花や葉が、茎や枝から離れて落ちる。「花が―・る」
2
㋐まとまっていたものがばらばらになって広がる。断片となって方々へ飛ぶ。「ガラスが粉々に―・る」「波が―・る」「火花が―・る」
㋑集まっていたものが別れ別れになる。散らばる。「全国に―・ってしまった同窓生」
3 ちりぢりに消えてなくなる。「雲が―・る」「霧が―・る」
4 はれやしこりなどがなくなる。「肩のこりが―・る」「毒が―・る」
5 にじんで広がる。しみて広い範囲にわたる。「墨が―・る」
6 気持ちがあちこちに移って落ち着かなくなる。心が一つのことに集中できなくなる。「気が―・る」
7 世間に知れわたる。広まる。「うわさが―・る」
8 人がいさぎよく死ぬ。多く戦死することをいう。「南の海に―・る」「花と―・る」
[類語](1)落ちる・降り敷く・