散切頭(読み)ざんぎりあたま

精選版 日本国語大辞典 「散切頭」の意味・読み・例文・類語

ざんぎり‐あたま【散切頭】

〘名〙 散切④にした頭。じゃんぎり頭。
文明開化(1873‐74)〈加藤祐一〉初「二三年あとに流行したうたに、ざんぎり天窓(アタマ)を叩いて見たら、文明開化の音がするとうたふたが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の散切頭の言及

【断髪】より

…〈髪をおろす〉という言葉や,髪を切るといわず断つというのは,男女ともに俗世との縁を断つことであった。断髪の風習は西洋風俗に触れた幕末以降で,1871年(明治4)の〈断髪脱刀勝手令〉でいわゆる丁髷(ちよんまげ)から断髪にする者が多くなり,散切(ざんぎり)頭と呼ばれ文明開化の象徴となった。女性の断髪は,ヨーロッパで第1次世界大戦の従軍看護婦が衛生上断髪したことに始まり,やがて一般女性に広まった。…

※「散切頭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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