散用(読み)さんよう

精選版 日本国語大辞典 「散用」の意味・読み・例文・類語

さん‐よう【散用】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 所定方面に分配すること。配当すること。支配
    1. [初出の実例]「同日、以御笠縫内人造奉御蓑廿二領、御笠廿二盖、即散用奉、太神宮三具、〈略〉蚊屋社一具(合計二十二具)」(出典皇太神宮儀式帳(804))
  3. さんよう(算用)
    1. [初出の実例]「戸津(とつ)関務事、〈略〉重又聊被年紀、猶又可散用之様沙汰候しやらんと覚候」(出典:園太暦‐貞和四年(1348)正月一二日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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