数量割引(読み)すうりょうわりびき(その他表記)quantity discount

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「数量割引」の意味・わかりやすい解説

数量割引
すうりょうわりびき
quantity discount

差別価格の一つで,累積的割引と並んで数量差別価格の代表的なもの。1回の購入量の大きさにより決定される割引で,販売費,包装費,配達費などの費用を安くするために,大量の一括注文をさせようという目的で行われる。一方累積的割引は長い期間 (たとえば 10ヵ月) にわたる総購入量の大きさに基づいて行われる割引で,売手生産計画の設定を容易にし,生産量変動を安定化させて,在庫への投資を削減するなどの目的で大口買手利益を与える。またそれによって売手も費用節約の利益を得られることになる。

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