デジタル大辞泉 「買手」の意味・読み・例文・類語 かい‐て〔かひ‐〕【買(い)手】 1 品物などの売買で買うほうの人。買い主。「買い手がつく」⇔売り手。2 取引所で、買いの側に立つ会員や取引員。⇔売り手。[類語]買い主・買い方・バイヤー 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「買手」の意味・読み・例文・類語 かい‐てかひ‥【買手】 〘 名詞 〙① 買う側の人。買い方。買人(かいにん)。⇔売手。[初出の実例]「廉直なる商人は〈略〉よき買手(かイテ)に自然に逢て高くうる程に五さう倍の利をとる」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)八)② 特に、遊里で遊女を買う客。また、傾城買いの狂言での役名にもいう。明暦、万治(一六五五‐六一)頃の島原狂言で固定したもの。[初出の実例]「三味線を引よせ、でつるてんと引(ひく)撥音、頓(やが)て買(カイ)手を上り鯰(なまず)にせんといへる響きあるぞゆゆしき」(出典:仮名草子・浮世物語(1665頃)一)③ 取引相場で、買いの側に立つ取引員や会員。また、多くの人が買うほうに傾くこと。⇔売手。〔取引所用語字彙(1917)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例