文久山跡(読み)ぶんきゆうざんあと

日本歴史地名大系 「文久山跡」の解説

文久山跡
ぶんきゆうざんあと

[現在地名]大東町鳥海

鳥海とりうみ川上流の市之通いちのかようにあった洋式高炉による製鉄所。万延元年(一八六〇)、江刺郡人首ひとかべ(現江刺市)で産出する岩鉄餅鉄を利用する(製鉄所)開設願(「定留」鳥畑文書)が御山下代の渋民しぶたみ村芦文十郎から出され、しばらくの間藩営とすること、屋建設費用金二千七〇八切余を芦文十郎に貸与し一切の経営を請負わせることなどで同年九月許可された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android