岩谷堂(読み)いわやどう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

岩谷堂
いわやどう

岩手県南部,奥州市北部の旧町域。北上川中流部左岸にある。 1889年町制施行。 1955年9村と合体し江刺市に,2006年4市町村と合体して奥州市となった。北上高地から江刺平野に出る人首川 (ひとかべがわ) の谷口集落として発展。寛治2 (1088) 年藤原清衡が押領使として岩谷堂豊田に居館を構え,黄金時代を築き上げた。明応4 (1495) 年江刺氏の城下町となり,天正 19 (1591) 年伊達政宗の直轄領土となり,伊達藩北端の要地として栄えた。北上川舟運の河港下川原を控え,交易中心地として岩谷堂商人の名をあげてきた。南部桐を使用する岩谷堂たんすは伝統産業として有名。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

岩谷堂
いわやどう

岩手県南部、奥州(おうしゅう)市北東部の一地区。人首(ひとかべ)川の谷口集落として発展。平安時代の藤原清衡(きよひら)の豊田館(とよだのたて)跡があり、江戸時代は仙台藩北端の要地であった。手打ち加工の金具付きの岩谷堂たんすは江戸中期に始まったと伝えられ、国の伝統的工芸品に指定されている。[編集部]

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世界大百科事典内の岩谷堂の言及

【江刺[市]】より

…岩手県中南部,北上川中流の東岸にある市。1955年に江刺郡岩谷堂町と愛宕(おだき),田原,藤里,伊手,米里,玉里,梁川,広瀬,稲瀬の1町9村が合体して江刺町となり,58年に市制。人口3万4117(1995)。…

※「岩谷堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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