文人木(読み)ぶんじんぎ

盆栽用語集 「文人木」の解説

文人木

元来は文人好みの木という意味で、広義では現在の盆栽すべてを指すような大きな定義になってしまうが、一般には細幹で時代乗りが良く枝数の少ない、わび・さび情趣のある瀟洒な作りの樹を指す。よくできた文人木は盆栽の神髄を極めたような風趣があって人気も高いが、細幹のまま長い年月持ち込む必要があり、数も少ないのが現状。樹種的には赤松五葉松が代表的である。
21

出典 (株)近代出版盆栽用語集について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android