文字村
もんじむら
[現在地名]栗駒町 文字
沼倉村の西南、二迫川の上流域に立地する。東は三迫の松倉村、南は二迫鶯沢村(現鶯沢町)、西南は一迫の花山村(現花山村)。当村は二迫に属し、一二迫上郷大肝入の管轄。文字上・文字下に分れ、それぞれに肝入が置かれた。「安永風土記」に沼倉村の駒形根神社より勧請した同名三社がみえ、村名は当地に本社の一の門があったことから門地村と称し、のち転じたという。「義山公治家記録」によれば、一族格の茂庭綱元が藩祖政宗の死んだ寛永一三年(一六三六)冥福を祈って当地に退去し、のち当地で死んだ。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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