文字讚歎(読み)もじさんだん

精選版 日本国語大辞典 「文字讚歎」の意味・読み・例文・類語

もじ‐さんだん【文字讚歎】

  1. 〘 名詞 〙 仏徳をほめたたえた語り。和文の仏教讚歌。文字が近世上方で銭の意に用いられたところから、「讚歎」に「算段」をかけて、金の工面を裏にひびかせて用いた語。
    1. [初出の実例]「寺のうば米入袋事かきて 文字さんだんをよりてこそきけ〈日能〉」(出典:俳諧・鷹筑波(1638)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android