文庫X(読み)ぶんこえっくす

知恵蔵mini 「文庫X」の解説

文庫X

さわや書店フェザン店(盛岡市)がタイトル・著者名・出版元などを伏せて売った本のこと。同書店店員が「ノンフィクションの中で、誰にでも読んでもらいたいと思った初めての作品」と感じ、また普通の販売方法ではなかなか売れないと考えた本を、先入観なしに読んで欲しいとの思いから発案した。価格・ノンフィクションであること・500ページ以上という3点のみが明かされており、レシートにもタイトルが表示されない。また、購入後、自分がすでに持っていることがわかった場合には返金に応じている。2016年7月21日から発売され、同店では2カ月で1600冊以上が売れた。さらに書店員ネットワークを通じ、同年10月11日現在、文庫Xは約30都道府県の200店舗以上で販売され、販売数5万5000冊に至っている。フェザン店では、同年12月9日に「文庫X開き」と称し書籍名などを明かす予定となっている。

(2016-10-13)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む