文象斑岩(読み)ぶんしょうはんがん(その他表記)granophyre

岩石学辞典 「文象斑岩」の解説

文象斑岩

中粒~細粒,斑状~微斑状の岩石で,石英カリ長石連晶として微文象状組織を示す石基の中に,よく結晶した鉱物が埋まっている組織の花崗岩質岩石,または微文象状組織の石基をもつ花崗斑岩石英斑岩をいう.この語は初めは花崗岩組成をもつ斑状岩で石基が細かい微晶質または潜晶質の岩石であった[Vogelsang : 1872].しかしローゼンブッシュは微文象状組織の存在が命名には必要であるとした[Rosenbusch : 1877].グラノファイアは斑糲(はんれい)岩などに伴われることが多く,比較的浅い場所でできたとされている.有色鉱物オージャイトが主であることが多い.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む