花崗斑岩(読み)かこうはんがん(英語表記)granite porphyry

岩石学辞典の解説

花崗斑岩

最初は粗面岩に用いられたが[Nose : 1789],その後花崗岩に相当する斑状完晶質半深成岩的な岩石と再定義された[Kittel : 1840].類似した岩石と比較すると,石英珪長岩は石基珪長質で結晶質かどうかはっきりせず,一般に斑晶が少ない.石英斑岩は石基が微結晶質である.これに対して花崗斑岩は石基が多少粗粒で比較的多量の斑晶を含んでいる.

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大辞林 第三版の解説

かこうはんがん【花崗斑岩】

花崗岩と同じ化学成分の完晶質の岩石。長石・石英・雲母などが比較的大きな斑晶を示す。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

花崗斑岩
かこうはんがん
granite porphyry

花崗岩と同じ化学組成と鉱物の種類や量比をもつが、大きな結晶とその周りのそれほど粒の大きくない結晶がはっきり区別される岩石。大きな結晶をなす鉱物は石英とアルカリ長石がおもで、黒雲母(くろうんも)、角閃石(かくせんせき)、斜長石は少量である。斜長石が多くなると花崗閃緑岩(せんりょくがん)ポーフィリーとよばれる。地下の浅い所に貫入してできた花崗岩体の縁の部分や岩脈として産する。日本では中生代白亜紀の花崗岩や流紋岩に伴って、中国地方や中部地方に多く産する。[千葉とき子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

かこう‐はんがん クヮカウ‥【花崗斑岩】

〘名〙 花崗岩と同じ鉱物組成で、石英やカリ長石の斑晶をもつ斑状の岩石。〔英和和英地学字彙(1914)〕

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