斎田喬(読み)サイダ タカシ

20世紀日本人名事典 「斎田喬」の解説

斎田 喬
サイダ タカシ

大正・昭和期の児童劇作家,画家 日本児童演劇協会名誉会長。



生年
明治28(1895)年7月15日

没年
昭和51(1976)年5月1日

出生地
香川県丸亀市

学歴〔年〕
香川県師範〔大正5年〕卒

主な受賞名〔年〕
芸術選奨文部大臣賞〔昭和30年〕「斎田喬児童演劇選集」

経歴
大正9年私立成城小学校教員となり、学校劇運動、自由画教育で活躍。その当時の作品として「子狐」「雀のお医者」などがある。昭和8年成城学園を退職後は児童劇作家として活躍し、児童劇団「テアトロ・ピッコロ」を指導。23年児童劇作家協会が設立されると委員長。のち同会の発展した日本児童演劇協会の名誉会長。著書に「斎田喬児童演劇選集」(全8巻)、「斎田喬自選学校劇脚本全集」(全6巻)など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「斎田喬」の解説

斎田喬 さいだ-たかし

1895-1976 大正-昭和時代の児童劇作家。
明治28年7月15日生まれ。大正9年小原国芳(くによし)にまねかれて東京の成城小学校の教師となり,学校劇運動,自由画教育運動にたずさわる。退職後は児童劇団テアトロ・ピッコロなどの実践活動と劇作に専心。昭和23年児童劇作家協会を設立。30年「斎田喬児童劇選集」で芸能選奨。昭和51年5月1日死去。80歳。香川県出身。香川師範卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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