斎藤 蕗葉(読み)サイトウ ロヨウ

20世紀日本人名事典 「斎藤 蕗葉」の解説

斎藤 蕗葉
サイトウ ロヨウ

明治〜昭和期の俳人



生年
明治12(1879)年3月3日

没年
昭和11(1936)年10月12日

出生地
秋田県大館

本名
斎藤 直樹

経歴
大館小学校の教員を務めていた明治32年頃から俳句を始める。33年青森鉄道作業局に入って鉄道職員に転じ、以後、秋田・山形各県内を転々とした。その間、東奥日報社員であった俳人木村横斜に入門したほか、安藤和風・田口松圃ら秋田在住の俳人との交流を深めた。大正11年砂吟社を結成。昭和5年には安藤らと俳句誌「〓瑰(はまなす)」を創刊し、新興俳句運動を推進し、既存の俳句の在り方に疑問を投げかけた。句集に「蘚の花」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報