斎藤健一(読み)サイトウ ケンイチ

20世紀日本人名事典 「斎藤健一」の解説

斎藤 健一
サイトウ ケンイチ

大正・昭和期の労働運動家 総同盟中央委調査部長。



生年
明治33(1900)年4月29日

没年
昭和11(1936)年1月24日

出生地
長野県西筑摩郡日義村

経歴
大正10年の横浜ドック争議で交渉委員として活躍し、のち横浜造船工組合を結成主事。15年総同盟中央委員となり、以後総同盟の理論家として活躍し、調査部長などを歴任、総同盟の機関誌「日本民衆新聞」主筆、「労働経済」編集長などを務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「斎藤健一」の解説

斎藤健一 さいとう-けんいち

1900-1936 大正-昭和時代前期の労働運動家。
明治33年4月29日生まれ。横浜船渠(ドツク)の工員となり,大正10年日本労働総同盟横浜造船工組合を結成。争議の指導者として解雇され,新潟鉄工所争議で投獄された。のち総同盟中央委員となり,松岡駒吉(こまきち)とともに労働組合主義路線を推進した。昭和11年1月24日死去。37歳。長野県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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