工員(読み)コウイン

デジタル大辞泉 「工員」の意味・読み・例文・類語

こう‐いん〔‐ヰン〕【工員】

工場現場で働く労働者
[類語]職工男工女工

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「工員」の意味・読み・例文・類語

こう‐いん‥ヰン【工員】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 明治六年(一八七三)、大蔵省土木寮に置いた技術官。工長、工師、工生に分け、さらに各等を上、中、下の三等に分ける。土木寮の内務省移管とともに改正された。
  3. 工場の労働者。職工。
    1. [初出の実例]「俸給だって、子供のやうに年の若い工員より下だ」(出典:帰郷(1948)〈大仏次郎〉遅日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の工員の言及

【職制】より

… 第2次大戦前の日本の大企業の職制組織は,職制秩序に身分制秩序が組み合わされるという特徴がみられた。この身分制秩序は,大きく分けると,臨時工,工員,職員などからなり,それぞれがまたいくつかに分かれていた。工員は,平工(並工),三等職工,二等職工,一等職工,職員は,準社員,社員などに区分されていた。…

※「工員」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android