斎藤 信也(読み)サイトウ シンヤ

20世紀日本人名事典 「斎藤 信也」の解説

斎藤 信也
サイトウ シンヤ

昭和期の朝日新聞記者 元・朝日新聞社論説委員



生年
大正3(1914)年2月11日

没年
昭和62(1987)年10月31日

出生地
福岡県

学歴〔年〕
東京帝国大学文学部美学科〔昭和12年〕卒

経歴
朝日新聞東京本社社会部に入社。戦時中は海軍報道班員として各地を転戦戦後、東京裁判記者などのあと、英国エリザベス女王戴冠式に特派員として欧米13カ国を巡った。「アサヒグラフ」副編集長、社会部次長、論説委員などを歴任。名文家とうたわれ、とりわけ「葉」の署名による連載「人物天気図」は新聞のインタビュー記事に新しい形式をつくった。また、夕刊の短評欄「素粒子」を昭和52年夏まで19年間にわたり担当し、3行の簡潔な表現で、鋭い時代批評と独自の情趣をつづり続けた。53年退社。著書に「人物天気図」「斜眼正眼・素粒子君のつぶやき」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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