斑岩銅鉱(読み)はんがんどうこう(その他表記)porphyry ore

岩石学辞典 「斑岩銅鉱」の解説

斑岩銅鉱

鉱染した銅の低品位鉱床で,主として黄銅鉱,ボーナイト,黄鉄鉱で構成されおり,モンゾナイト質斑岩の岩株(stock)状の浅所貫入岩体に伴われて産出する熱水鉱床.これらは初期の強い破砕作用および鉱化作用と,その後に起きた貫入火成岩母岩の浅成富化作用(supergene enrichment)で形成される[Lindgren : 1928, Bateman : 1952].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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