斑石(読み)まだらいし

精選版 日本国語大辞典 「斑石」の意味・読み・例文・類語

まだら‐いし【斑石】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 熊本県宇城(うき)市小川町、茨城県常陸太田市町屋町などに産する橄欖岩石材。帯緑白色の生地に濃緑色の竹の葉を散らしたようにみえる柱状斑紋があるところから竹葉石とも。墓石や装飾石材として使われる。
    1. [初出の実例]「久慈郡町屋村の景況〈略〉斑石(マダライシ)輸出あるを以て頗る繁昌を来せり」(出典:茨城日日新聞‐明治一五年(1882)五月三日)
  3. 静岡県下田市付近に産する第三紀砂岩の土木石材。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「斑石」の意味・わかりやすい解説

斑石
まだらいし

竹葉石

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android