法則の辞典 「断熱近似」の解説 断熱近似【adiabatic approximation】 分子,あるいは固体中において,原子核の運動は電子に比べるとはるかに遅いから,各瞬間において原子核を静止させて電子の状態を求める近似法.これによると原子核の位置の関数として定まるエネルギーが,核の運動に対する断熱ポテンシャルを与えることになる. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報