斯許(読み)かばかり

精選版 日本国語大辞典 「斯許」の意味・読み・例文・類語

か‐ばかり【斯許】

  1. 〘 副詞 〙 ( 副詞「か」に助詞「ばかり」が付いてできたもの ) 身近な事態を現実的、限定的にとらえ、それを程度視点から指示する。「ばかり」の働き次第で、程度をはなはだしいものととらえるか、それほどとはとらえないかの差が生じる。これぐらい。これほど。
    1. [初出の実例]「かばかり守る所に、天の人にも負けむや」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android