新下(読み)しんくだり

精選版 日本国語大辞典 「新下」の意味・読み・例文・類語

しん‐くだり【新下】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸時代上方から江戸に移って来たばかりであること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「判取りも色の黒いはしんくたり」(出典:雑俳・川柳評万句合‐明和元(1764)仁二)
  3. 江戸時代、その年の顔見世の時、はじめて江戸の舞台に立った役者
    1. [初出の実例]「其外居なり、新下り、惣座中残らず罷り出で」(出典:談義本・根無草(1763‐69)前)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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