新土村(読み)しんどむら

日本歴史地名大系 「新土村」の解説

新土村
しんどむら

[現在地名]平塚市真土しんど東中原ひがしなかはら一―二丁目

西をたま(現渋田川)が流れ、東は四之宮しのみや村、北は村、南は四之宮村中原上なかはらかみ宿・中原下宿に接する。南方を西から東へ中原道、中央を粕屋かすや道が南北に通る。小田原衆所領役帳には関弥次郎「廿五貫四百文 中郡新土今里」とある。村内に含まれたと推定される今里いまざとは、永和四年(一三七八)一二月二一日の日奉広重寄進状(県史三)によれば鎌倉浄光明じようこうみよう寺華蔵院領として寄進されている。また応永二七年(一四二〇)一二月二一日の関東公方足利持氏御教書(同書)には「四宮庄内長沼・今里」とみえ、他の浄光明寺領とともに諸公事等を免除されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android